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かおり

「ねみぃー。」

「まじ美術だるい。」

「廊下に並ぶのめんどー。」

そんな声が響く廊下

美術室から出るとふわっと香った

雨と風と少しの彼のかおり

なんともいえなく混ざって

私に届く

まだ君の隣を歩けない

「好き」って言えてない

そんな秋を

もう何回過ごしたかな

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