僕は見た。
あの時君が一人で泣いているところを。
辛さを隠して生きている
君はどんだけ苦しい思いをしているんだろう…?
分かりたかった。分かってあげたかった。
少しでも、少しでも
楽にしてあげたかった。
そんな思いを抱えて今日も君の近くで過ごす
言いたくて、だけど言えなくて
自分を責めた。何度も過去を悔やんだ。
君が苦しんでいるところを見るのが辛くて
苦しかった。ふと君を見る。
目には涙が溢れていた。
君は辛いんだ。僕は君をふと抱いた。
何度も苦やんだ過去をとり消すかのように。
君は僕の胸のなかでたくさん涙を流した。その姿はなんだか
愛しかった。そして僕は君へこう伝える
「もう大丈夫、僕がいるよ」と…