いつかの誰かの真似事だけど、去年やろうと思ってた「春休み中に読んだ本の紹介」を昨日読破した本でやってみようと思う。
ただしネタバレがないようにするので、かなりふわっとしたものになりそうだけど…
という前置きは置いといて、昨日読破した本の紹介です。
今回紹介するのは古野まほろ「陰陽少女」。
平成一桁時代の四国にある温泉街を舞台に、東京から転校してきた“訳アリ”な主人公が“陰陽師”の同級生と出会い、そこから百鬼夜行に遭遇したり学校の校舎爆破と生徒飛び降り事件に巻き込まれたりするような、和風ファンタジーというか伝奇というか…の要素があるミステリーです。
ちなみに時代は平成一桁と作中で語られていますが、我々の知る平成一桁(1990年代)とはだいぶ違う歴史を辿った世界なので、ある意味では異世界のお話かもしれません。
現実とは違う歴史を辿った世界らしく文化やノリが我々の知る1990年代とだいぶ違っていて、最初はその雰囲気についていくのが難しめです(あと重要なことだけどまだケータイが普及していない模様)。
さらに既存のサブカルチャー(ほとんど昭和のころ)のパロディや引用がちらほらあり、平成ど真ん中生まれなサブカルクソ女の自分でも「一体なんのパロディなんだ…?」と困惑するところがあります。
しかし笑っちゃうような表現や情報量の多い描写、令和の今にも通ずるであろう登場人物たちの心情などで知らず知らずのうちに引き込まれ、気づけば「物語よ、終わらないでくれ…」と思うようになっていました。
あとファンタジーな描写がわりとポップな雰囲気があって、少しラノベやアニメっぽいところもあり個人的には楽しかったですね。
ただ映像化したらR15やPG12指定がつきそうな怖い描写・表現があるので、そういうのが苦手な人にはおすすめできません。
ウチの大学の図書館でテキトーな文庫本の本棚の前で立ち止まって「春休み中に読めそうな本ねーかな?」と眺めているときにタイトルとあらすじだけでパッと選んで借りた本だったけど、超大当たりだったので興味があったらぜひ読んでみてね!
ただし400ページ近くあるよ(笑)!