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魔狩造物茶会 Act 11

「⁈」
アンタまさか…!とコドモが気付くと、ナツィは外套の頭巾部分を外して顔を出した。
「昼間は随分世話になったな」
野良の人工精霊、とナツィは相手を睨みつける。
相手はっ…と後ずさり、魔力式銃をナツィに向ける。
「な、何しに来たんだよ‼︎」
アンタ!とコドモは声を上げるが、ナツィは淡々と仕返しだと告げる。
「テメェらが俺の保護者に手を出そうとした、その仕返しだ‼︎」
ナツィはそう叫ぶと大鎌を振り上げる。
しかし目の前のコドモは背中に蝶のような形の光る羽を出すと、パッと飛び立った。
「⁈」
ナツィは思わず驚くが、すぐに気を取り直して背中に黒い翼を生やす。
そして飛び立とうとしたが、背後から何者かに取り押さえられた。
ナツィが思わず後ろを見ると、紺色の長髪を高い位置で束ね、額にも1つ目がある袴姿のコドモがナツィを取り押さえていた。
「この魔力…お前も!」
ナツィは拘束を解こうと抵抗すると、相手はそれ以上の力で押さえつけてくる。
ナツィはすぐに動けなくなってしまった。