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墓想造物茶会 Act 43

「だってナツィはおばあちゃんのことが好きなの、バレバレだし」
「ちょっ」
恥ずかしい…とナツィは顔を赤らめるが、それを見たキャップ帽を被るコドモ…露夏は、ツンデレだな〜と笑った。
ナツィはそんなこと言うなしと露夏を睨む。
「まぁまぁ、それでもナツィがちゃんと会いに来てくれたこと、おばあちゃんも喜んでいると思うよ?」
ずっと、ナツィはここへ来たがらなかったからとナツィの保護者は墓石を見つめる。
その様子を見て、ナツィは…ごめん、と呟いた。
「?」
保護者が不意に不思議そうな顔をしたので、ナツィは慌てて、な、なんでもない!とそっぽを向く。
それを見て青い長髪のコドモ…ピスケスはふふと笑った。
「あら、素直じゃないのね」
「う、うるせぇピスケス…」
ナツィはそんなピスケスを睨んだが、仲間たちの笑う声を聞いて恥ずかしそうに墓石を見やる。
墓石は相変わらず、ナツィたちを見守るように佇んでいた。

〈墓想造物茶会 おわり〉