ブケファルスの意識が覚醒したとき、ブケファルスはユニシンクトゥスの小脇に抱えられていた。そこにいたはずのアリエヌスは消滅しており、身体を動かそうとすると痛みが走った。
「!?…??どういう…どういう状況……あ!?俺って気絶した!?」
ブケファルスがそうやって騒いでいると、カメルスがブケファルスの顔を覗く。
「おお!起きたか!いやービビったぜ…お前もろに食らって吹っ飛んだからマジで死んだかと…」
「ふ、吹っ飛んだ…!?」
カウダとフスもブケファルスの顔を覗き込む。
「まあ、君がギリギリまで頑張ってくれたおかげでアリエヌスの討伐自体は成功したけどね」
「全身を打ってたからあんま動かない方が良いと思う…あ、今は後処理の人が来るの待ってるとこ」
ブケファルスが曖昧に頷きつつ上を向いてユニシンクトゥスを見ると、彼もまたブケファルスを見下ろした。
「…無事で良かった」
「無事…ではないけど…ありがとう」
状況が飲み込めて少し落ち着いたブケファルスは呟いた。
「…それより俺のレヴェリテルムどこ?」