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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 25.ヴァンピレス ㊲

「それにしても俺がネクロマンサーに化けている事に気付かないなんて、お前さんもまだまだだな!」
「っ‼」
その言葉にヴァンピレスは怒りの表情を露わにする。
「貴方、わらわを馬鹿にするなんて…!」
許さないわ…とヴァンピレスは白い鞭を棒状に変化させて、師郎と黎の方に突きつけようとした。
しかし今度はそこへ、おいお前ぇ‼と聞き馴染みのある少年の声が響く。
わたし達が声の聞こえた方…ヴァンピレスの後方を見ると、赤い上着を着て両目を黄金色に光らせた少年と、黒いダッフルコートを着た高校生くらいの男の人が立っていた。
「コマイヌ! 逢賀さん!」
わたしがそう声を上げるとコマイヌは、ってなんでお前いるの⁈と驚く。
それに対し、ネクロマンサーは説明はあとだ!と言ってヴァンピレスから離れるように飛び退いた。
その一方、ヴァンピレスは逢賀さんの姿を見て、目を丸くする。
「…お兄、さま」
どうして、ここに…とヴァンピレスは震える声で呟いた。
対して逢賀さんは”ヴァンピレス”と静かに口を開く。