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5

五等星の祈り

君からのSOS ずっと待ってるから
あの時の君のように私は
受け止めてあげるから

なかなか星が見えなくて
運が悪いのか新月で
やっと見えたのは飛行機
希望がないのかと勘違いしちゃうから
静かに零した一言は、夜の闇に消えていき
静かに流した一筋は、遠い空へ逃げていく
其れ等を引き止めてくれたのは
あの時の君。

私のSOS 君に泣いて
私の思いも 君に笑って
何も言わずに受けとめてほしい
そんなことはどうでも良くて
ただただ抱き締めてくれて

やっと見えた微かの光
私と同じ五等星
光り輝く一等星はどこへ
居ない方が易々のかと勘違いしちゃうから
誰かに伝えた一言は、夜の闇に吸い込まれ
誰かに願った一言も、あの星に届かなくて
其れ等を拾ってくれたのは
あの時の君。

君のSOS 私に教えて
君の思いも 受け止めるから
何も言わずに受け止めれるよ
私が一等星になるから
私が、私が

一年中優しい光で天辺から見守る星
夏は見えない強い光で人々を照らす星
私はどちらになろう?
ずっと想いを溜め込んで今すぐ爆発しそうなあの星
堅実そうな冷淡な色なのに実はとても熱い思いの星
君はどちらに似てるだろう?

6

宛先は、雲の上。

お願い、天使様 空から降りてきて
お願い、天使様 私のことを愛して

君から教わった数々
殆ど空へ逃げていった
追いかけられなかった
私の無力さを恨む
私の笑顔は心からではなく、愛想笑いらしい。
私は汗を知ってるのに、何故か人間らしくないらしい。
この二つだけは今も耳に残ってる

お願い、天使様 貴方は君なんでしょう?
お願い、天使様 私に生き甲斐を頂戴
そんなものはもうとっくに授けていると
僕のためにも生きなさいと
そう言って消えてった天使を見つめる。

君と過ごした時間の数々
全て逃げそうになったけど
何とか繋ぎ止めたから
私の心に残ってるから
初めて君と笑って、笑顔を褒めてくれたとき
消えそうになってもいつでも包みこんでくれて
この二つは他よりも強く残ってる

お願い、天使様 貴方は君なんでしょう?
お願い、天使様 一度だけ抱き締めて
一度だけ、一瞬だけでいいから降りてきて
でもきっともう会えない
天使が降りてこない空を見つめる。

大丈夫。もう私は翼を持ってる。
大丈夫。いつでも飛べる気がするから。
大丈夫。最期を迎えたら一番に
天使の君に会いに行く
きっと、心は
きっと、君と
きっと、繋がってるから。

お願い、天使様 貴方は君なんでしょう?
お願い、天使様 私を待っていて
時間がかかっても、会いに行くから
美しい雲の上で、
美しい空に包まれて、
美しい世界の中に居る
私を見ていて。
そう願って空を見つめる。
この星の中に君たちは居る。