表示件数
2

虐待を受けていた時の心境

虐待を受けたことがない人に向けて書きます。

虐待を受けている人には虐待を受けていることが日常です。
悲しいけれど、日常なんです。

例えば家に帰ったらみなさんは夕飯が待っていると思います。
虐待を受けていた私は学校が終わった後スーパーへ買い物に行き、夕飯を作っていました。

朝起きて洗濯機を回して、その間に朝ごはんと家族のお弁当の準備、食べ終わったら洗濯物を干して学校へ行きます。
学校が終わったらスーパーで具材を買って家に帰ります。まず、洗濯物を取り込んで、夕飯の支度をしてお弁当箱を洗って、夕飯を食べて、洗濯物をたたんで、それからお風呂の準備をして、勉強して、お風呂に入ってくたくたになって寝て…。

こんな生活パターンの中で眠っているときに叩かれて、起きているときも暴力や暴言を浴びせられて、、朝も夕方も、家にいるときは、なにがあるかわからないから殺されないように気を張っていました。
ひどい時は包丁を突きつけられたこともあります。
布団には常に傘を忍ばせていました。

一日中24時間。気を張っています。
物音がしたらすぐ目が覚めます。

そんな状況で、わたしは普通の感覚でいることはできませんでした。

虐待を受けている最中はそれが普通の日常です。
おかしいとか変だとか認識したら、辛すぎて壊れます。

だから、虐待されているのかな?と思う友達やクラスメイトがいたら、まず、してあげてほしいことは、

その友達やクラスメイトがあなたの前では安心できるような関係性をつくること。

となりに座っているクラスメイトに声をかけることから、あいさつすることから、はじまります

4

どうか。

わたしは人間は分かり合えないんだという前提があって、だから分かり合えるように話し合うんだと思っている。
ただ、これは病気ではない人に対しての話。
わたしの母は精神病で、話し合うことができない。だから決して分かり合えない。
親戚付き合いで集まる時、母と話すこともある。一緒にご飯も食べる。たわいないことで笑ったりもする。
でも、それは表面上のおはなし。
小学生高学年から高校卒業までさんざん苦しめられて高校卒業と同時に家を出て、わたしは四年間お盆もお正月さえも帰らなかった。五年後戻った実家は地獄だった。去年の秋一人暮らしを始めていろんな人と出会っていろんな大人と話して、自分の人生のことをはじめていろんな方向から考えることができるようになった。
四畳半さんは時間が必要でゆっくりできる時間がいるんだと思う。
わたしは親を許せる時もあるし許せないこともあって揺れている。

わたしが伝えたかったことはあなたの人生の主人公はあなただということ。
あなたは自分の感情を認めてあげて良いということ。
四畳半さんとこの投稿を読んでくれたあなた。
わたしは、まだまだ人生の途中だけれど、まだ大人なのにこんな風に悩んでいるけれど、わたしはこんなでも、一人暮らしして毎日働いて生きてるよ。
恋人とは春に別れちゃったけど、
すてきな人とすてきな家庭をつくれるように日々修業中だよ。
親友や友達は応援してくれてるよ。
あんなに苦しかった10代だったけど、
こんなに楽しんでる20代をつくってるよ。
どうか、届きますように。