散歩中の白犬がいるね、 って言う影を また横目で探して木曜日
もう既に買って持っている本を図書館で借りちゃう、返却期限も踏み倒しちゃう
きみがゆく道の横断歩道全部青にしたい ぼくがとなりにいるときだけ赤にしたい
眠い世界、の、君が触れていない部分に 腕時計を贈りたい 僕の身勝手で
踏み出したその一歩に 責任をもてないのだ。
現実が君の顔をしているうちに 助けてほしいと伝えたかった
八月の太陽が来て、君に会いそびれたと泣く。 わたしも泣く。
カフェオレのオレの部分に藤色の絶望を浮かべたような夏
乗り換えて乗り換えて駅のほーむを歩くとき きみがきょう歩かなかったみちのことをおもうよ
「この白熊を できるだけ遠くへ運んで!」 「どうして、そんなことしたら君の青組は負けてしまうのに」