知ろうとすること 分かりたいと願うこと それだけで十分ですか それが大切ですか そんな風に許されていいんですか そんなに甘えますか 貰ったもので勝負しますか 駆け抜けていきますか 必ず報われると信じますか いつか という未知数で慰められますか ちゃんと自分のこと 信じてあげますか
誰かが何処かで傷付いて、でも うまく言葉で励ます事が出来ない 無力 無能 不良品 欠陥品 言葉を扱う人間だと思っていた とんだ思い上がりだ 勘違い 自意識過剰 そんな風にして 今日もまた自信を失い 自分のことしか詩にできずに 君のことしか詩にできずに いつか知らない誰かのことも 詩にできたら、なんて
吐く息が白くなる 遠くなるのは 2人の距離 近くなって さよならをした 価値観 主観 客観 私のせいで 君のせいで 優しさを与えたら 虚しさが残り 厳しさを与えようとしても 思いとどまり 遠くなって 遠くなって 掲げたのは理想だけ 抱えたのは現実だけ 本当のこと 嘘のこと 全部、全部、全部 同じにして 2人で考えられたら また冬になっても 寒いねって笑いあって また夏になっても 空に上がる花を見て きっと ずっと
白い息 冷たい向かい風 廊下から聞こえてくる声 足音 チャイムの余韻 風で揺れるカーテン グラウンドの緑 落としたキーホルダー 忘れた消しゴム 消し残しのある黒板 再提出のプリント 白紙の未来 あの子のこと あいつのこと 君のこと 自分のこと
プリントで切った指にお湯が染みる ライブのチケットが当たらない 赤信号によくかかる 満員電車で潰された 足を踏まれた 先輩に挨拶をしたけど気づいてもらえなかった 嫌いなあいつに会った 好きなあの子から連絡が返ってこない 電車をギリギリで逃した 一つ一つは小さな傷で。 小さな傷口から痛みが広がって、立ち上がれない
忘却曲線 指でなぞって 時間が経てば忘れるよと 捨てれば忘れられるよと なんて簡単だ 忘れたくないことも 忘れたいことも いつか全て忘れて いつか全て此処へ置いていって 何処か遠い場所まで 忘却曲線 逆さまにして 時間が経てば思い出すよと 捨てれば思い出せるよと なんて難解だ 忘れていないものも 忘れたものも いつか全て思い出して いつか全て彼処へ取りに行って 何処か遠い場所まで
さよならと告げた君の スカートの色を忘れた 頷くことも出来なかった僕の 履いていた靴も ただ遠い と感じることに 安心を見出していた 君を乗せた箱が通り過ぎていく 何も駅のホームで言わなくたって良かったんじゃない 取り残された僕は まるで迷子のようで 愛していたと言った君の まだ好きだと言った僕の お互いの色 忘れなければ きっと もう一度、会えるだろう
もう会えない、忘れた時刻、あの日の道、気温、風、日差し、だめだ、もう会えない、恋なんか、落ちてない、
私はもっと上を向ける 見れる 目指せる いける もっと前へ、上へ、 進んで 進んで 転んでもいい 走れ
ねえ、僕を縛って ねえ、君も縛られて 2人で一緒に、どこにも行けなくなろう