ふと考えた
月まで続く道
この狭い世界で僕は何を叫ぼうか
強がるのは苦手だから
虚勢をはって
周りを遠ざけてきたけど
曲解ばかりで嫌われて
綺羅星をみつめて
自分を見失って
普通がわかんなくなって
一人はいいけど独りはいやだな
今日も髀肉の嘆がでる
梟の小さな羽音で目覚めて
雀のさえずりで眠る
悪の悪は正義だ
どうせ無駄だって
民衆の怒りは憎悪をうみ王の怒りは殺戮をうむ
いつも両者はどちらかが悪だと決めつけなければ気がすまないらしい
言葉は無力
無力は言葉
言葉に意味はない
言葉は自分を伝えるだけだ
君らはそれを怠ってる
僕もそれを怠ってる
なら、君は誰だ?
なら、僕は誰だ?
君は君だ
僕は僕だ
わかってるのにわからない
分かろうとしないから
目を隠したまま
世界を見渡してみる