一昨日引かれたばっかりの白線の上 白い吐息を吐きながら帰る帽子の人 自転車を押しながら帰る人 今日のご飯はシチューにしてもらおう 君は何が食べたい?小さく呟いて振り返るけど 後ろには誰もいない なんかちょっと恥ずかしい あぁそうだった、ここは都会だった 故郷から遠く離れた他人の街 君が言ってたような孤独は感じないけど なんだかまぁお腹が減ってくるな …やっぱ安上がりのコロッケにしよう
あのなぁ、おせっかいすぎるんだよ! 自分でできるよ! いつもいつもいつもいつも…! もう子供じゃないんだぞ! 幼馴染だからって……って何笑ってるんだよ! 僕は真剣なんだぞ! 今日は言いたいことがあったのに…!! もう本当ひどいや!台無しじゃないか! そもそもなぁ、小さい頃からすぐ傍で僕の 心配ばっかり…少しは自分の事も考えたらどうだ! だからそのなんだあぁもう僕と付き合って下さい!!
眠れない夜は散歩に出掛ける 詩的な言葉は出てこないけど この景色を君に上手く伝えれたらなぁ 山のてっぺんに見上げた灯り 固めを瞑り、親指で痩せた月を隠す 明日もなあなあで行こう グッドラック
あぁ 頭の中にはいつもあなたが こんな冴えない僕の元に どうしてあなたは訪れる いつかあなたの本物の いつかあなたの温もりを 手のひら同士で感じたい そんな事を想いながら 今日もあなたの絵をえがく
布団に入って 眠るまでの時間が好きだ 1人の部屋の しっとりとした沈黙が 紛れもない 僕だけの時間 暗闇に慣れた目に 隣で眠る君の顔が映ったら それが眠るベストタイミング 夢に君が出てきてくれれば勝ちだ
ポエムなんて言われても へたれな僕に書けるかどうか 言葉を選んでみるけれど あなたの心に届くかどうか いや、違うな。 『心』を描けばいいのか ウケ狙いじゃない 僕のありったけの本心を 出てきたぞ、言葉 さあポエムを始めよう …あれ?いつの間にかポエムが出来ていた
ポエムなんて言われても へたれな僕に書けるかどうか 言葉を選んでみるけれど あなたの心に届くかどうか いや違うな、自分の心を書けばいいのか ウケ狙いじゃない 純粋な僕の言葉を 出てきたぞ、『言葉』 さあ書き始めよう あれ? いつの間にかポエムが出来ていた
僕の手を握ってくれないか できるだけ強く 離れないように 鍵を付けてくれたっていい 僕が帰るその時まで 右手を君に預けておくから
最近 生き方が雑になった 月を見ても 望遠鏡を取りにいかなくなった 特に何が変わったわけでもないのに 馬鹿だと思っていた友が 真剣な顔で言った 月にまだうさぎがいた頃のこと
帰り道 パラパラ降る雨 道路脇 隣に聞こえる 君の微かな息遣い 一緒に見よう 同じ傘の裏側を