あの人が「好きだ」と伝える相手はどんな人なんだろう。 ふと、そんなことを思った。 ((きっと私じゃないんだろうな。)) …嫌でもそんなことを考えてしまう。
離れた途端に急に恋しくなって、 突然、胸が痛み出した。 この痛みはきっとあなたに会うまで消えなくて、 それでいてあなたにしか消すことは出来ないんだろう。 1年も一緒にいたけど、 1年しか一緒にいられなかった。 早く会いたい、もっと話したい。
「ごめん、私にはできない。」 そういった私に、 あなたは笑った。 笑ったんだ。
怖い。 そんな目で見ないで 嫌だ。 そんな顔をしないで 朝、教室に入った途端全員が静まり返ったらどうしよう。 自分が話す度に笑われたらどうしよう。 怖い 人は一瞬で変わるから。 すぐに自分の知らない人へと変わってしまうから。 不安になる。 私は変わらないと、離れたりしないと言って。 “重い”って言われるかもしれないけれど 「ねえ、答えて。」
人は 願いを口にするとより一層強く願うようになるという。 人は 想いを人に伝えるだけでもっと想いが強くなるという。 伝えよう。 叫ぼう。 この想いが本当なら、 君に届くまで。
あぁ、まただ。 また大切な人を1人傷つけた。 また、自分から拒絶して大好きな人を失った。 何回目だろう。 もう嫌だ、 涙が溢れた でも、泣いている私に突然降ってきた声はあまりにも優しくて。 また涙がこぼれた。 だれか私を止めてください わがままかもしれないけど、 "大丈夫"って言葉がほしかった。
去年は辛かった。息苦しかった。 どんな自分も本当の自分じゃないような気がして日に日に自分のことが嫌いになっていった。 もうやめよう もう終わりにしたい 今年こそは。 こんなくだらないこと終わらせて 気にしないで生きていけるようになろう。 自分の大好きなもの、大好きな人を精一杯大切にしよう。 自分の好きな自分になろう。 思い描いていた楽しい人生にしよう。 自分次第で変われる。 誰かもそういっていたはず。 変わるんだ。
あいつが憎い。 そんな言葉ばかり吐いてたら、自分も憎くなりそうで。 あの子がうざい。 そんなことばかり言ってたら、自分までうざく思えそうで。 あの人が嫌い。 それが口癖になってしまったら、いつか自分のことまで嫌いになりそうで。 でも今の私には、どうやってもそんな言葉しか浮かんでこなくて。
今日の僕にはこの世界が いつになく小さく見えた。 それはきっと、 この痛みを、この苦痛を 味わった人にしか見えない世界。 毎日毎日襲いかかってくるこの恐怖に 僕は当分打ち勝つことはできないだろう。 けど だからこそわかることがある。 だからこそ見える世界もある。 それが今の僕の 最大の武器だと思っている。
誰かが欲を出すことで 誰かが苦しくなっていき 誰かが成功することで 必ず誰かは負けている この世界は残酷だけど そうじゃなきゃ、成り立たない。