そっと手をのばす ぎゅっと抱きしめる ことができたらよかったのに
わかってる、 わかってるけどさ、
肥大した自意識を、あてつけられる煩わしさに、小さな箱を投げ捨てたくて。 ごみ箱のように、言葉をすてる。 惑えよ、少年。狂えよ、少女。 肥大した自意識と、見つからない自分の姿。 少年、少女、それからあぶれた迷子らも。 膨れ上がって弾けたときに、 飛び出す中身を産みながら紡げ。 空っぽのまま膨れ上がるな。 空っぽのまま大人になるな。
あれもこれも全部 運命だ って 割り切ることができるなら 僕らはこんなに何かに 悲しんだり 望みをかけたりしないはずだ 君が悲しむのが君の運命なら 僕はそんなものぶち壊したい
理不尽な世界に、あたしは一度心を閉ざした。 あなたが無理矢理引きずり出したんだ。 だのに、今度はあなたがその理不尽な世界そのものだと言う。 あたしはどうしたらいい。