温かく 甘い 幸せな 想い出を抱きしめて 生きていく 空を切る指が冷たい
秋風に揺れる想いはまだ熱く 触れた掌と重なる唇は緩く柔く 秋風よ、私の頬の火照りを冷まして 秋風よ、この声をどうか貴方の元へ まだ此処で揺らいでいたいだけなの
頬を撫でる大きな手 手を握る温かい手 髪を撫でる優しい手 抱き締める力強い手 あなたの手は優しくて好き 愛ってやつを信じたくなる手 あなたのその手に繋がれて あたしの手が小さく見えた ありがとう だいすきよ 愛ってやつを信じても、いい?
深夜1時 あの坂をあなたと登る 歩くの遅いなんて文句を言いながら あたしの手を引く 指を絡めなおして恋人繋ぎ 冷えた指にあなたの温かい手 火照った頬に夜風があたる 深夜1時 甘い甘い金木犀の香りのような そんな思い出
そんな目をして 見ないで
悲しいことと嬉しいこと どっちが多いかなんて数えてられないけど どうせなら笑っていたい クスリと笑って触れた唇 誰にも知られず フワリと唯ある恋 悲しい思いもしてきたけれど 笑っていた君と私を覚えていたい
悲しいことも苦しいことも 泣きたくなる夜も逃げたくなる弱さも 傷ついて歩けなくなりそうでも それでも それでも それでも といえるかどうか 傷ついて傷ついても 私が私でいられるかどうか 私は私の想いを貫けるかどうか …雨音はまだ止まない
透き通る空に夕焼け 冷えた空気は澄みきって また少し私の心を切なく焦がす 確かなことはただ1つ この空をあなたと見れたら 私はもう この空に溶けても構わない
あの日あの時私があの人に想いを伝えていたら あの日あの時もう少し早くあの人に会えたら あの瞬間もう少し勇気があったなら もし、あなたに出会わなかったら 私があの時あの人と幸せになっていたら あなたを好きになることはなかったかもしれない あなたと出逢えたことも あの人とさよならしたことも あなたを好きになったことも 全てが運命 選び続けた私の選択 ありふれた日々のなかで星の数ほどある運命を選び続ける私達の日々は奇跡に溢れている
ちょっと夜更かし付き合って 君の声を聞かせて なんでもない1日の話をして 君の事を教えて おやすみと言って笑って 嗚呼手が届けば今すぐにでも君をさらうのに