一歩を踏み出すときは、勇気がいる。 だから、後ろを振り返って、大切な人の顔を思い出す。 こんな状態じゃ会えないと、前を向く。 いつのまにか、新しい春が来てしまった。 大切な人が増え、わたしもずいぶんと大きくなって。 前を見て、歩んだ足跡をながめて、深呼吸をして。 もうここにはこれない。 また、一歩。大きめに出よう。 ここちよいかぜにふかれながら。 もう振り返らないと決心した。 涙をながしながら、さようなら。 二千百九十歩。
どうしても、甘いいちごジャムが食べたくて、 いちごを探したのだけど、どこにも売ってなくて。 たまたま、道で見つけたいちごに似ている果実を摘んで帰ったら、 おばあちゃんに「これじゃ、いちごジャムはできない」 と、言われたのだけど。 僕は、この果実を捨てることができなかった。
あなたの隣にいられる期間は小学6年生で終わったはずで、中学3年分の延滞券を私は使って、あなたに片思いを続けた。 だけどもうあなたは違う学校へ行ってしまう。 あたしが1歩を踏み出せないから隣にいれなくなってしまった。 今月が最後のチャンス。神様がくれた最後のチャンス。 あなたの隣で笑っていたい。だめですか?