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手のひらから零れ落ちる夢を掬うためには?

「まだ決まってないんだよねー。」
ずっと、そう誤魔化してきました。

この春から、私は受験生になります。行きたい大学も、なりたい職業も決まっています。ですが、国立大学を出て、公務員になることを強く勧めてくる親には長い間言い出せずにいました。正反対なんです、私の夢。お金もかかるし、時間もかかる。でも、このままじゃダメだ!!と思い、春休みが始まるタイミングで母親に、今まで心の中でグツグツ煮込んできた将来のヴィジョンを打ち明けました。
母は「あ、そうなのね。」と、聞き入れてくれていたようでした。その時は。
しかし、数日後私の目の前に出されたのは、国立大学への進学と公務員になるための資料でした。ちゃんと伝わっていなかったのでしょうか?本気だた思われていないのでしょうか?その場で「この間の話はなかったことになったの?」と言い返せなくて、それからずっと不安で仕方がありません。言い返せなかった、ということは本当はそんなに強い意志ではなっかたのかな、、、。夢に正直になれていない、そう感じます。ああ、焦る、、、。
菅田将暉先生の、「見たこともない景色」という曲の、「諦めきれない自分を、自分だけは裏切れない」という歌詞が今の気持ちを表現してくれているように感じます。しかし、その先にある「見たこともない景色を見よう、君の景色を見よう」という歌詞まで、私の気持ちは進んでいないようです。そこまで行けるように、菅田将暉先生から、再興のための言葉がほしいです。