一人だけど一人ではない。
僕は、一年前、隣の県の島根県の高校の学生寮に入りました。正直なところただなんとなく、寮生活してみたいな、家をちょっと離れてみたいな、という気持ちで高校に入りました。しかし入寮
して2週間くらいしてから、県外ということで、知り合いもいない、家族も近くにいないという環境の孤独さに気づかされました。なんでこの選択
をしたんだろう、そう思いました。でもちょっとあとのゴールデンウィークに地元に帰ったら、自分の『家』も『県外での生活を応援してくれる友達』もちゃんといました。一人じゃないんだなって思いました。
家族がいない環境で、自分の駄目な部分に痛感されたことが何度もありました。修学旅行先の台湾
にスマートフォンを忘れたり、間違って保険証を捨ててしまったり、部活のゼッケンを自宅に忘れてわざわざ届けてもらったり、1年間ほんとにたくさんいろんな人に迷惑をかけ、これまでの生活がどれだけひどかったかがよくわかりました。
そして自分で洗濯や皿洗いをするなかで、母がどれだけ苦労していたか、すごく実感しました。
一年がもうすぐたとうとしているなか、今では、欅坂46が好きという繋がりで、仲のいい人もでき、今ほんとうに充実しているなって思います。これからの一年間も頑張ります。