表示件数
1

とうめい人間

空気、水、ガラス、プラスチックetc.…
科学で裏付けられた透明はたくさんある
空気だって水だって。
科学は100%なの?絶対的なの?
感情や気持ちは科学で証明できるの?
他人との関係も科学的に考えられるの?

感情に色はある。関係にも色はある。
青い感情、赤い感情、黄色い感情、黒い感情…
青い関係、赤い関係、黄色い関係、黒い関係…
何色がどういう意味かは分からない。でも、確かにある色。
それは、科学じゃ表せない。

他人との関係、透明にはなりたくない。したくない。
つまり、「関係ない」ってこと。
関係ないから逃げる、関係ないから考えない
そんな人間にはなりたくない。

科学は進歩している。着実に、飛躍的に。
感情、関係は進化しているだろうか。
この地球上にいる文明を持った生物なのに
心の進化は遅い気がする。

人は群れて成長する。してきた。
そこには、感情や関係がある
それらは希薄になっていないだろうか。
細く、消えそうになっていないだろうか。
関係が無色透明になってしまえば、元通りにするのは難しい
だから、関係を透明にしてはいけない。
科学で裏付けできない透明は、あってほしくない

科学がすべてではないこの世の中で、
他人との関係が薄くなりつつあるこの世の中で、
それを大事にしなければ
透明人間が生まれてしまうから

2

生と死

 人間の生と死は表裏一体。でも、生から死への一方通行。
死から生へは戻れない。だから人は死を怖がる。
 長い時間を過ごしていれば、悲しいこと、つらいこと、泣きたくなること、いっぱいある。
 ここの生徒は多くが十代だろう。このごろ、平均寿命が八十歳を超えた。あと六、七十年、生きてみてもいいのではないだろうか。人生の中では、マイナスなこともある。でも、それ以上にプラスのことがあるはずだ。
 生きる、ということは決して恥ずべきことではない。この世界に生を受けたという奇跡を楽しむべきではなかろうか。
 逃げたいことからは逃げればいい。やりたいことをやればいい。それで怒られても、また明日はくる。
 でも、人の生命を奪ってはいけない。他人の命も、もちろん自分の命も。
 人生は、何が起こるかわからない。だから怖いし面白い。お先真っ暗?そんなはずはない。この世に生きている限り、一筋の光、ぼんやりした光、消えゆきそうな光…。どんな光でもあるはずだ。その光源に向かって進めば、未来は明るいはずだ。
 だから、自分で命を絶って楽になろうという考えはしないでほしい。俺一人の力、文章じゃあ、力不足かもしれない。それでも、あと一日でも、と思ってくれる人がいれば、それ以上の喜びはない。
 ニュースで学生の自殺者の報道を見ると、悲しくなってくる。あなたが死んだら、誰かが悲しむ。家族、友達、近所の人、全く関係のない人たちが。
 人を悲しませるのは、人がすべきことじゃない。すべきなのは、生きること。