夢で見たこと。 (吸血鬼側でした,,,)
ごめんね。僕は嘘をついていた。ほんとはね人間じゃないんだ。
吸血鬼なんだ。八重歯を隠して君の横に居続けたんだ。
君と笑っていたくて。君の特別になりたくて。君が笑うきっかけになりたくて。
ねぇ。君はいつから気づいていたんだい?僕のこと。
あの日曖昧に微笑んで僕のそばへ来たね。何もかも見透かした瞳で。
あぁ。これ以上顔を寄せないでよ。本能が出ちゃうだろう?
君は奇麗だけど寝顔はもっと奇麗だね。あれ?なんで首筋に傷があるの?
あぁ、、、それは僕がつけたのかぁ、、、
ずっと願い続けていたこと。君の血が欲しい。でもおかしいな。
いま願いが叶ったのにちっともうれしくなんかないや。
もう君とことば交わせない。君の笑顔を見ることはできないんだ。
僕の体の中で君の血が巡り燃え滾った。僕の頬を静かにゆっくりと
モノクロの涙が濡らした、、、、、、