ごめんね、 毒が喉に詰まって息ができないんだ だから今日も親愛なるきみへ僕の愚痴を吐かせてくれないかな
からっぽなはずの心を吐き出しそうになるんだ。 君を見たってなんにもなかったのに。 写真に映った表情は堅いまま。 もっと上手に笑えたらよかったのに。 君は恋人との写真では笑ってるだろう。 僕も仲間との写真では笑ってるよ。 そりゃそうか。 からっぽなはずの心を吐き出しそうになるんだ。
淋しさのかたちを探していたら 青空の向こうに高い雲が出て もう秋ですよって声がした そうか、もう秋なのか なんて納得してみる
もっと深くに潜りたい。 深く、深く。 深く潜ったら息ができる気がしたんだ。 深く。深く。 沈んでも沈んでも苦しいまんまだ。 「地上に何かを忘れてないか?」 「地上で何かを傷つけたままにしていないか?」 声が聞こえた。 浮遊して、目をひらいて、 言葉の意味をなぞる。 ああ、やっと息ができた。
ー繋がったのは指先からだった。 毎日の連絡。 たくさん、たくさん。 私はあなたを知っていた。 あなたは私を知っていた。 季節がふたつ流れて。 数日ごとの連絡。 ぽつり。ぽつり。 想いを伝えたかった。 あなたが離れてしまう前に。 遅かった。 また季節がひとつ過ぎて、 あなたはきっと私の連絡先を消しただろう。 ー繋がっていたのは指先だけだった。
とつぜんの奇襲。 音も視界も遮られた。 いっそ打ち付ける弾丸に浸ってみようか。 打ち付ける秒速6.2メートル郡 世界の醜さと憎しみから塞いで。 私の醜さも憎しみも洗い流して。
乾いた態度。 僕は深い青でありたかった。 君を思い出す僕。 どこまでもウエッティなコケ色だった。
あなたは過去を振り返らなくていいわね、 そんなことを言われた。 違うの。 戻る場所なんてないの。 戻れる人なんていないの。 …それでも、前を向けるならば。