だれもなにも知らない場所に行きたい なにもかも忘れ去りまして ひとりふらり旅に出たいの もしかしたら素敵な出会いがあるかもね いつのまにか笑顔になってるかもね そうしたら帰りたくなるかもね わたしの故郷に。
真っ直ぐに歩けないコクショの昼間 日陰を探してはおぼつかない足元 コンクリートの上で倒れた蝶々 階段の上で干からびたミミズに なんとなくかけたのはペットボトルの水 太陽が僕の視界に入ったあと 怯んだのは僕か 怯んだのは世界か 生きるか死ぬかの戦いを 今、続けていることを思い出した