妹と自分
私と妹は、顔がよく似ています。小さい頃は特によく似ていました。しかし、成長していくにつれ、似ているけれども、それぞれの個性のある顔になってきました。体型も。
妹は顔が小さく、くりっとした大きな目、かわいらしい唇、手足がすらっとした、身長が小さいながらもスタイルが良く育ちました。
一方私は顔のパーツの配置は似たまま、分厚い瞼と唇、悪目立ちする鼻、顔は大きく明らかにスタイルが悪く、まるで妹の劣化版のようです。
人に比べられている気がしていたので、高校に入ってからは妹と絶対に被らないよう、髪型や服装、メイクに気を使うようになりました。着飾ることを親にはよく思われず、それが辛かったです。
妹がときどき言う、細すぎてやだ、というのも当て付けにしか思えず、その場ではなんとか明るく流していましたが、とても嫌でした。
今は一人暮らしになり、妹と顔を合わせることも減り、だいぶ良くなりましたが、高校時代、何度も自分の部屋で鏡を見て泣いていました。人と比べるものではない、というメッセージを見るたびに、そんなことできるわけないじゃん、ととても腹が立ちました。
今日のテーマを見て、こんな長文を書かずにいられないあたり、自分はまだ容姿に囚われているのだな、と思います。もうそろそろこの考え方を卒業しなきゃいけないな、とは思うのですが、なかなか難しいです。