TOXIC
甘ったるい目に沁みる煙のなか
目尻の涙擦った時に垣間見た
君の黒い瞳
艶かしい紅引いた唇
額の粉っぽい香り
君はふっと唇歪めて
僕の顔に煙吹きかけたんだ
君は猛毒
君は毒矢
こんな中毒性どうにもならない
ならばどうにでもなれば良いけれど
行かないでよ
その煙みたいに
すぐ消えられちゃ僕は虚無
君が隣に座っていてくれるなら
どうなったって本当に構わない
たとえ全部嘘だったとしても
その言葉も
その化粧も
その美しさも
ひっくるめて全部嘘だったとしても
やめられないから
そう君は猛毒
僕の中身全部吸いとって
その甘い毒巡らせて
身体中に響く鼓動は
君のせいだから