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小説なら完結しちゃったけど

中学3年生の時、不登校の女子がいました
あまり体調や精神状態が良くなくて。

その子とは小学生の時から同じ小学校でした、
席替えしてもずっと席が近くて。
来ないけど、いや、たまに来るけど

それで話すようになっていつの間にか大好きになっていました
修学旅行も奇跡的に同じ行動班(寝る以外同じ行動)になって。

すごい楽しくて、帰りの新幹線の中、「好きな人誰?」ってその子に聞かれた。
でも恥ずかしくてテキトーに違う子を言ってしまいました。

「そっか!応援してるね!」と言ってその子は寝てしまいました
その後聞いた話だと僕のことがその子は好きだったらしいです
でも、僕のテキトーな嘘によってその恋は叶わなくなってしまいました。

そしてその子は僕の大親友の子と付き合いました。
大親友の子とは帰りは同じ道だったので、沢山その子から惚気話を聞きました。

僕は周りが幸せならそれでいいと思っていたのにその話の時だけ、嬉しいような悲しいような心の中でぐるぐる闇みたいな何かが少しずつ大きくなっていくのを感じました

僕がもし「周りが幸せならそれでいい」と思っていなかったら略奪していたんだろうか、とか考えてしまいました

しかもその状態でその3人で遊びに行くことありました
楽しかったです悲しかったです多分、これが嫉妬なのかな、と思いました。

その後結局別れてしまって、その後その子が学校に来ることはありませんでした。
卒業式も。

そして高校は別になり、その女子とは話さなくなってしまいました。

めちゃめちゃ楽しかった修学旅行。
最後のテキトーな嘘をつかなければもっと最高だったのかな、とか思ってしまいます。