空
今日の帰り道
何が見えるだろうと
景色見る
心の中にあったのは後悔
そして、怒りと憎しみと
でも、空を見上げたら
夕焼けがとてもきれいに
ほほえんでいた
まるで私の心を、見守って
くれているかのように
私はその時、生きてゆく幸せを
思う存分かみしめた
生きててよかったって
心の底からそう思った
そしたら涙があとから
あとからあふれてきて
そのしずくは宝石のように
輝いていた
明日もまた空を見上げ
僕らは何を思うだろうか
目の前のスマートフォンの画面
ばかりみつめて
何か大切な物を
見失っていないだろうか
電車の中
学校の中
街中の人がスマートフォンを
片手に歩いてる
過ごしてる
そんなんだからきっと、
現代人は生きてる意味を
見失う
空、雲、木、森、川、花、草
いろいろな自然とたわむれる
ことこそ
真の喜びではなかろうか
もっと、空を見よ
自然を見よ
さもすれば
悩みなどどこかに
ふっとぶであろう