表示件数
1

いじめ

現在26歳で、英会話講師と、大学院で教育の研究をしています。

私は中学生の頃いつもいじめられていました。もういっそのこと消えとなくなりたいと思うことが何度もありました。学校に行くのが本当に辛い毎日でした。
ある晩、いつものようにスクールオブロックを聞いていると、いじめの話題になりました。その時、とーやま校長がいじめから「逃げろ。逃げていい。」と熱く語っていたのがすごく印象的でした。

同時、逃げることや、いじめられていること自体が恥だと思っていていました。いじめられてる側に原因があると意見する大人もいました。

頭が悪かった私ですが、いじめから逃れるため一生懸命勉強し、隣町の高校に進学することが出来ました。環境が変わると、いじめられることは全くなく、むしろ好きなことに一生懸命取り組んで自分の居場所を見つけることが出来ました。

いじめは理不尽なものです。いじめていい理由なんてないし、いじめられている側に原因なんてありません。
むしろ、いじめられる人は個性があったり、自分自身をしっかりもっている人も多いのではないでしょうか。そういった人は、環境が変わればむしろ人気者になると思います。

学生のころの世界は、大人になるとすごく狭く感じます。中学生の頃の自分に、実は檻の扉が開かれていて、いつでも飛び立つことができると教えてくれたのは、校長の「逃げろ」という言葉でした。

置かれた環境で耐え続けていたら、今の自分はなかったと思います。今いじめられている人は自分を責めたり、いじめられることを、恥ずかしいとか情けないとか思わないでください。あなたは檻の中で収まる器ではないのです。大空はあなたのものです。