「さよなら」と白色の箱に4文字のメッセージ 心なしか濡れているようだった まだ可愛かったあの頃に戻れてもきっと君は無愛想で無表情でオタクで 人の気持ちも知らずに恋文を送り「YES」をもらって同じオタクで腐ってて二次元にしか興味ないような女と付き合うんでしょ あんな奴よりも私の方が可愛いいのに 「リセマラすんなよ」緑の箱に8文字のメッセージ
恋愛漫画は読まない だってリアリティーがないから 「付き合うならかっこいい人」 いない恋愛対象 「乙女なんだから」 決めつけないで一緒に 「花の命は短いのよ」 花じゃなくて鼻 「応援するから」 まるで運動会 「可愛いんだから」 ゴマのいい香りがとてもする
暗くなった液晶の箱を捨てるようにポケットに入れる 「これからだよ!」なんてもう聞き飽きた 足元を掬われそうになりながら他人の足元を救う そんな人生なら、、まあいっかもう 降りた遮断機 冷たい黒と黄色の棒に手をかける 音がなっている気がするけど気のせいか 昔読んだ漫画のような奇跡は起きない 自分とあいつじゃ釣り合わない 人生100年時代なんてよく言ったもんだ こんな人種がいるとは知らないで 「ああ、彼女にLINEしとこ」
どうせ、迷信に過ぎないと思って私は両目を描かないで置いた どうせ、将来の不安が残るんならと私は両目を描かないでおいた どうせ、願いなんて叶わない、だから私は両目を描かないで老いた もし、あの頃に戻れるのであればあいつにだけは私の見れなかった 外の世界を見て欲しかった どうせ、一緒になるからそして一緒に成るから私は目を描かなかった
そうやって花言葉をナメていると痛い目見るぞ なんてオレンジ色の薔薇のような君に言われたい 101本の花束を持ちながら 赤い菊のような顔で