3.11
校長の話を聞いていたらはっきり思い出してきた
あの日私は被災地からは遠いところに住む中学生だったけど揺れはあって
しばらくは何が起こったのか分からずこれからどうなるかも分からなくてただ不安ばかり募っていた
あの頃毎日必ず聞いていたSOLの時間になりいつものように夜つけたラジオからも当日はずっと被災地のニュースと不安な情報を流し続けていて1人でとても怖く不安な気持ちだった
けど月曜日校長、教頭の声がいつもの時間に聞こえてきてそれだけですごく安心した。私たちの居場所をつくってくれた気がしたし今思うと私のいるところより、東京の方がもっと大変な状況で校長たちも不安だったのに授業をしてくれて手探りだけど必死で私たちに声を届けてくれて、避難所にいる生徒や大変な中トラックを走らせてたドライバーのおじちゃんとかに電話して頑張ってる人たちの声を聞かせてくれて自分よりももっともっと大変な場所で大変な思いをしてるその人たちからこっちの方がよほど元気をもらっててあの先の見えない不安な中で励まされてた
そのとき確か避難所にいた生徒との逆電の中で今外は真っ暗だけど星がとても綺麗に見えるという話を聞いてなんだかその時頭の中にその満天の星空の光景がはっきり浮かんでああ今遠くてもみんな同じ空の下で一緒に聞いてるんだなとその瞬間に思えて自分の勝手な考えかもしれないけどその生徒とも繋がれた気がした
そのとき被災地からこんなに遠くにいるしただの中学生の私に何ができるだろうとは思ったけど被災地のためにできることはしたいと思ったしいつか被災地の人たちを元気づけるようなことをできる人間になりたいという目標ができました
(その後学校であったとある作文の課題でこのときのSOLでのことも入れて被災地のことや自分の気持ちを書いたらなんと地元のコンクールで入賞し賞をもらいました笑 これもあってそれからずっと被災地にいつか恩返ししたいと思っています)
校長あのとき授業してくれて声を届けてくれて本当にありがとう被災地の生徒と私たちをつないでくれてありがとう
あのとき確かに私は助けられました。きっと私以外のたくさんの生徒も
そして毎年この日を大事にしてくれてありがとう、思い出させてくれてありがとう
長々とごめんなさい今ここに残しておきたくて書かせてもらいました
絶対忘れません3.11