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東日本大震災

長文失礼します。
東日本大震災の時、私は5歳でした。保育園でお昼寝をしている時間に地震が起こりとても怖かったのを今でも鮮明に覚えています。父が迎えにきてくれて、車まで私を抱っこしていました。その時私は「もう、5歳なんだから歩けるよ。」と言いました。父は「あぁ、そうだったね。」と言いながらも私を下ろしてくれませんでした。今思うと父はいつ、また地震が起こるか分からないからとても心配だったのだと気づきました。
2時46分とまだ明るい時間だったので停電になっていることに気が付かずテレビをつけようとしましたがつきませんでした。その時、停電になってない地域のテレビから津波の映像が流れているなんて思いもしませんでした。一晩電気のない生活を送りました。次の日、テレビを見た瞬間衝撃が走りました。そう、街が消えていたのです。怖くて5歳ながらも涙がでたのを覚えています。

そして月日は流れ小学6年生の時、私は学校の修学旅行で南三陸町を訪れました。そこにはあの時テレビで見た防災対策庁舎がありました。ガイドをしてくれた方が「女の職員の人が津波がくるまで街の人に呼びかけてそのまま津波にのまれて亡くなってしまった」ということを聞きました。私は自分が何もできなかったことの無力さに頭が上がりませんでした。

そしてまた月日がながれ、今日、ホームルームに全校生で黙祷をしました。あの時のことを忘れてはいけない。風化させてはいけないと心から思いました。

災害で亡くなった方のご冥福と被災者のこれからのご多幸をお祈り申し上げます。

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