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先生との思い出

 大好きな、大好きな先生が、定年退職なさいます。
 その先生との思い出は語っても語っても語りきれません。1年生の頃から教科担任や委員会、部活でお世話になっており、学校の中で一番その先生と仲のよい生徒と言えるくらい、可愛がってもらっていました。
 しかし、昨年の7月頃、夏休みに入る直前に病気になり、入院することになったので会えなくなりました。最近やっと退院して、まだ体調は優れないようですが、たまに学校に顔を出せるくらいには回復していました。
 でも、もう遅いです。約一週間後には離任式があり、それで本当にお別れになります。最後に一度でいいから、先生の授業をまた受けたかったという思いがずっと胸に残り続けています。
 いつも嫌味ばかり言われたり、いじられたりしていたのですが、今ではそのちょっと意地悪な優しさが恋しいです。本当に母親のような方でした。
 4月からは3年生になりますが、その先生はもういません。でも、わたしはいつまでも先生の生徒です。先生のこと、忘れません。この世の中で一番信頼していて、尊敬しています。それはこれからもずっと変わらない事実です。本当にありがとうございました。
 離任式の日、きちんとお別れしてきます。