誰かの役に立てなくても 誰も通らない路地を歩くだけで その路地の役には立ってるでしょう? ちっぽけで良いからさ、そういうのを増やしていきたい ただ、それだけ
家庭科で書いた、コピー物の婚姻届 貴方の名前を 小さく書いたよ いつかいつか、貴方が書いてくれますように 貴方の綺麗な文字で、貴方の名字のハンコを押してね… 信じても、良いですか?
あの時、口にできなかった言葉たち いつか奇麗になって また会おうね またね
ただ、貴方に花束を 黒百合の花束を 贈りたい 意味は特にないよ 嫌がらずに受け取ってよ?さよなら…、
独りの少女 縫いぐるみを抱きしめ泣いてる 唯一の君の理解者はソイツかい? なんとも哀れだ …おお、怖い怖い 今にも私を噛み砕きそうだ ソイツを本気で怒らせる前に ここらでエンドロールといこうか 続きは、来世のお楽しみ
心臓の音 ドクドク この音が好きだ 生きている証のような気がして マイクの先を叩く音も好きだ ボンボン…ドンドン… ハウってるのが最高だ 変だと思うかい? 笑いたければ笑っておくれ 心臓にアンプをぶっ刺して掻き消すからさ
硝子細工は綺麗なのに 何故砕くと汚らしく見える? 粉々の硝子 心も砕ける時、汚くなっているのか?
ふゆの日の息 真っ白い この息が流れ流れて 何処かで魔法にでもかかって 雪娘になればいい 友達のいない子の遊び相手に、一人っ子の兄弟姉妹代わりになればいい いつかダイヤモンドダストになるまで その子の相手をお願いね
僕はあの子の友達!あの子を助けるのは僕の使命なんだ!な〜んて。ちょっと大げさかな?……あっ!あの子が転んだ!泣いてる、痛そう…。アイツがあの子に足をひっかけたんだ!許さないぞ!その足、もう二度と使えないようにしてやる〜!てりゃー!!! ……「ヒロ、こけたの?傘につまずいて?まぁまぁこんなに泣いて…。よしよし。ちょっと!クロ、ヒロが傘に足ひっかけたからって、傘を爪でボロボロにするのやめなさい!」 「ニャ〜!!!(ドヤッ)」
天使と悪魔ならどちらを選ぶ? 天使は素敵だ 美しい純白の翼、黄金の輪、あと美しい歌声? 実際お目にかかれば 女性の姿でも男性の姿でも恋に落ちるだろう 悪魔は罪深い 禍々しい羽根、尖った角、あと尖った尻尾? 実際お目にかかれば 女性の姿でも男性の姿でも恋に墜ちるだろう 結論:どちらも選ぶ さぁ、早く連れて来てくれ、何百年も待ったんだからな