誰にでも効く威力を
『ちりぬるを』から順にMVを観ながら、擦り切れて草臥れて燻っていた己の闘魂、願望が甦っていくのを感じました。
制服を脱いで少し自由を得て、知識や好きなもので武装するようになっても、道行く知らない人にタックルされたり、「何があっても絶対払う」と約束された学費を脅しに使われたり、行動・発言を嘲笑される度に律儀に傷つき、自分がすり減っていくのを感じていました。
知識が増えるほど苦しく、独り相撲している気分で、虚しくて
怒りや寂しさを原動力にして、スピードを落としながらなんとか進んでも、孤独を感じ、もう闘えない、闘いたくない、抗わずに目を背けて笑っていたい、鈍ってしまえたらどんなに楽だろうか、と思ってしまうことも増えてしまいました。
そんな折に生命力に満ち溢れた最高最強作品に触れて、「やっぱり闘いたい！負けたくね～～！自分まだいけます！！」と活力がふつふつと湧き上がってきました。
全て薙ぎ倒して時に躱して、勝ちたい
健やかに、鋭く、嫋やかに、逞しいひとになりたい
愛し愛されたい、諦めたくない
強くなりたい、試されたい、と止め処無い願望を思い出しました。
私は今大学三年生で、就職活動と独り立ちに控えています。
未だ世間や私の小さな社会にも絶望してばかりで、この身一つでどこまで走っていけるかわからないけれど、まだ負けたくないです。
そこで、よろしければ、椎名さんの思う「強くある術」、「舐められない術」をご教授いただけないでしょうか。
強くありたい、舐められたくない、という思いだけでなく、椎名さんのような格好いいひとに、大人になりたいという思いがあるのです。
椎名さんが放つ作品が私の滋養です。
ウォークマンに入れた椎名さんの作品が今もずっと私のお守りです。
デビュー26周年、おめでとうございます。
OTKより愛と感謝をこめて