今までゆるりと過ごしてきた。 それではもう、ダメなのかもしれない。 だらっと生きてきた時間も、何の糧にもならない。 今が、変えどきなのかもしれない。 変われる気はしない。
それは、細い針から入ってくる。 私の身体に、私じゃないものが入ってくる。 どうせ次の瞬間には、それは私になるのだけれど。
あの日焦がれた空も、どうせ作り話。
どうしてそんなに綺麗な言葉を紡げるの? 誰かに届けるわけでもなく ここで吐き出す泡なのに 聞こえる声は遠いけど 私の元にも届いたの 返事を書いて届けたい
今も好きなのかすらわからない この気持ちの行方もわからない このままでもいいのかな 君を見るとドキドキして 目が合うと体温が上がって 話しかけられると嬉しくなる そんなことももうないのかな
道路の向こう側、 私の好きな人。 青い車が通るまでと決めて、 君を見つめる。 青い車は来ない。 車の走る音がかき消してくれるのをいいことに、 「好きです。」と呟いてみる。 青いトラックが君を隠した。 空を仰いで、自転車にまたがる。
不安でいっぱいだと思うけど 心配いらないよって言いたい 根拠がないって思うかもしれないけど あなたに任せた人の顔が浮かぶでしょう?
残してきた感情 新しい出会い 踏み切る覚悟 交錯する想い
私たちは、最高なんだって、あなたが教えてくれた。
もっと話したかった、 もっと笑いたかった、 もっと泣きたかった、 もっと叫びたかった、 あなたと。 もっと近づきたかった、 もっと伝えたかった、 あなたに。 もっと、もっと。 今じゃ遅いかな。 ううん、 きっとあなたに間に合う。 大好きだから。 受け取って。
ゆるりと、風 ぬるく吹いて 青空 グラウンド ハードル 飛び越える君 遠くから見つめる私
目が合った あなたと話せた 私に向けて話してくれた それだけで、と言うけれど それだけで嬉しいの ねぇ またこういうことがあっても いいよね?
いつか話そう いつか伝えよう いつか笑おう いつか泣こう いつか、ね いつかはこないの
いつか終わるもの、と振り切りたいけれど、留まってしまう私。 あなたから離れることは、今の私には出来ないから。
そんなに優しく笑いかけないで あとで辛くなるだけ わかってるのにね 嬉しいと思ってしまう 私だけにあなたの言葉をくださいなんて 言えないから 微笑みだけをしまっておくの
まんまるだったはずの恋心が欠けていく。 まるで月のように。 でも月は本当はまんまるなの。 私の心と違って。
あなたはきっと、色んなことを知っている。 人に好いてもらえる言葉とか、ロマンチックなシチュエーションとか。 でも、そんなあなたとずっと一緒にいられるとは思ってない。 あなたは、もっと違うしあわせを探すでしょう? 私じゃ足りないでしょう? 雲の高さも、空の青さも、星の煌めきも、私は知っているのに。 あなたは、もっと違うものを探しに、いつかどこかに行ってしまうの?
触れては、いけない。 触れることは、できない。 私などが。 どこまでも遠い、ひと。
あなたは、他人 理解することは不可能に近い それでも 青い薔薇のように 変わりたいんだ
初めて、君と、バイバイ、のその先を共有した。 また14時にね、って。
君の目を見ていたから、流れ星を見逃した。 君の目に映る、僕以外の誰かがいることに気づいた。 それでも、君の目を見てしまうのは、君に恋したからだよ。
今日は、来てくれると思ってたけど、来なかったね。 君のために格好良くなろうって思ったんだよ。 君に来て欲しいんだよ。 何があっても僕が受け止めるよ。 ひとつずつ、「君と」を増やしたいんだ。
小さな頃、青春は鮮やかな原色だと信じていた。 中学生の頃、青春の甘やかなパステルカラーを垣間見た。 高校生の今、青春の辛いモノクロームに気づいた。 いつか、君と同じ色を思い浮かべられるだろうか。
ふわっと香る金木犀が秋を連れてきた。 小さな花をつけて、慎ましくあなたを見つめる。 あなたが私を見つけて、微笑む。 それを、あなたとだけ共有していたい。 私も金木犀のようになりたい。
全てのものは満ちて引く。 月も、季節も、人も、出会いも、別れも。 あなたからは離れたくない。 ずっと満ちたままでいたい。
ぬるい風を受けて いわし雲を見上げて 夕焼けを眺めて まだ ここにいたい 私は10月に会いに行かない だって あなたに会えなくなるから
ねぇ。 今はなんにもなくないよ。 だってあなたがいるから。 ねぇ。 あなたがいなくなる、 その時まで、笑っていてね。 ずっと、笑わせてね。
あなたが下を向いている 理不尽な怒声 微かな反論 何故あなたが 誰よりも頑張っているあなたが そんな言葉を受け取るの 私たちがいるから だから いつものように 晴れて
理不尽に気づいた 世界は酷い 人間も同じ 一番暗い、夜
夏の終わり 見た景色 眩しい夕日 君の涙 まだ、これだけ