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さっきの続き

でもやっぱり、前の高校への未練みたいなのが残ってる。高校受験の時は、周りの大人に決められただけだった。自分の意志で選んだわけじゃなかった。それでも、学校自体はそれなりに好きだった。
ただ、前の高校をやめたことを後悔してるわけでもない。と言うより、後悔できない。あの時の自分は限界だった。いろいろ積み重なった結果、体調を崩した。それでも、3ヶ月以上もの間、無理して学校に通い続けた。だけど、最後には身体が言うことを聞かなくなってた。その状態から解放される選択肢があるなら、その1択でしかなかった。だから前の高校をやめた。もしまだ通い続ける余裕があったら、どんなに精神的にしんどくても、きっと通い続けてた。
仮に他の選択肢があったとして、その中からやめるっていうことを選んでたのなら、好きなだけ悔やめた。気が済むまで「あの時ああしてれば」なんてこと言えた。でも今の自分にはそれができない。だから余計にもどかしい。

もし仮に今、前の高校に戻るか、今の高校に通い続けるか選べるって言われたとしても、決められる気がしない。ただ、いくら考えたところで過去を変えられるわけじゃない。だからってそんなに簡単に気持ちを切り替えられるわけでもない。結局何が言いたいのか自分でもよくわからないけど、今はとにかく複雑な思いを抱えてる。いつかこの経験を良かったと思えるようになったらいいな。