雨のしずくが落ちた ポチャン ポタポタ 君が泣いていた カンカンカン 踏切が鳴って 無人電車が走った 走っていた 僕も アルバムがパラパラとめくれて、白紙のページで止まる 9/26 そう僕は書いて、君と向かい合う 君が笑ったような、そんな気がした 墓場に残った香りが キラリと光って 僕の目におちる 空のペットボトルを持つと 今日はもう朝
少し前からこの掲示板に通っているのですが、皆さんの感性、考え、そしてポエムの表現、とても凄くて、完成度の高さに日々驚かされ、発見の連続です。それぞれに様々な物語があって、皆さんの世界を見せてくれてありがとうございます♪ 突然、失礼致しました。
あの夏の 命をなくせし 抜け殻に 雨宿りする あなたは誰か
ひかりが強すぎて、背を向けてしまった 影だけが長くなって 歩いた道は短いのに 気づいてしまった、見えてしまった ひかりの残り香で レプリカ、皆の冷笑 ひかりが弱くなって、借りた行灯を持つ 口だけが速くなって 本心なんてまだ後ろにあるのに 濁っていく、湿っていく こころから遠ざかっていく ある夜、狛犬とにらめっこをした 行灯はもう地上4メートル
橋の端を歩く。石が落ちて水が鳴る。 喫茶店の錆びた看板はすぐそこ。店長がシャッターを開けていた。 明日の天気は雨。どんよりと曇った空が教える。 何故明日と思ったのかはわからない。 単に願いかもしれない。 だって今日は晴れてほしいから。
私は昨日しんだ。 カメラには花を添えて 佇むアルバムに記憶を刻む。 残された時間はせっかちに 余った時間はマイペースに 使った生前のこと 後悔だらけの日々を織りなした。 汚れた布しかなかった。 チュウリップを植えて空と合わせる 最後の日。 春にとける。 私は昨日しんだ。 なのに、 神様はなんて残酷なんだろう。 記憶を隠された少女はまた明日を迎える。