「真っ赤な手のひら」 真っ赤な手のひらが重なり合って カーペットを敷いてくれる それに答えて 私がくるりと回ってみせると みんな一斉に拍手する 「そんなに叩いて痛くない?」 “ううん、全然痛くない” 嘘だ だってあんなに真っ赤だもの それでも 割れんばかりの拍手は続く 「そんなに拍手をしなくても」 ほんの少し 私も赤くなる だけどもまだまだそれは鳴り止まない
「好忐」(←読み方はすき) 好きっていう2文字以外の言葉を創りたい 好きっていう2文字以外じゃ伝わらない好きを 好きっていう2文字以外じゃ伝わらない貴方に 好きっていう2文字以外で伝えたい だから私は、 ※補足 普通、「忐」を「き」とは読まないけど、心が落ち着かない・不安になるっていう意味と字面的に心が上気するっていう意味から、当時の私はこの漢字を選んだらしいです。