戯言即興詩。
遺作とか晩年の小品とか、ひとが死ぬ間近に創ったものは特別なのだろうか。
なにも知らないまま、ただ美しいだけの芸術を眺めていたかった。誰にも属さないでいいから、ただ美しいだけのものを遺したかった
どっちがトムでどっちがジェリーか、何度きいても憶えられないのに幼児コーナーのビデオを立ち止まって観てしまうのはささやかな魔法なんだろう。
回転寿司も焼き肉食べ放題にも興味がないけれど、昨夜の餃子が旨かったこと。たまにしか乗らないバスの運転が心地よかったこと、なんでもないmailが完璧なほどシンプルで要を得ていたこと、
飾らない普段着こそ芸術だって思いたい。美しさなんてきっと特別なことじゃないんだって。