目の前の宝石があんまり綺麗だったから うっかり、手を伸ばしてしまった 僕が触れたところから どんどんくすんでいって どんどん汚れてしまって いけない 手を離さなきゃって そう思ったときには、もう、遅かった 僕の手垢でまみれた宝石が ゆっくり堕ちていく 音もせずに飛び散った 星屑なみたいな宝石は 一番、美しかった
『勝てば官軍負ければ賊軍』 『正義が勝つのではない。勝ったものが正義なのだ』 うるせえ! 勝った俺様が言うんだ。俺様が悪だ! 勝った側が悪で、正義が今、負けたんだ! ザマア見やがれ!
すらりと伸びたその華奢な拳 添えられたお皿はあたしの口角 貴方の上機嫌な尻尾が私に向くのを見たいから ちょっとリスクも好きになれるのね
寝て見る夢、将来の夢、幻想的な夢、 どれもみんな色に溢れていて みんな混ざった白い光に… 霞んで…隠れて… 誰もその色を知らない だから夢なんだ。
いつかいつか本当になればいいな 願いと祈りとほんのちょっぴり涙を添えて にじいろ鉛筆でくるくる 描いて笑った夢日記 いつか、きっと、叶うかな
私の正体も君の正体もぼやかして 今日も私たちは語り合ってしまったから これはきっと正夢になんかならないんだろな
こんなにも年齢にそぐわない恋をしてる 触れたいだとか独り占めしたいだとか そういうのじゃなくて ただ君の目に映ることが嬉しくて 好きで心がいっぱいになって こんなにまっすぐで透明な恋 まだ間に合うなんて、と驚いた振りをしてる
辛い時、寂しい時、いつでも僕の夢に遊びにおいでよ 君が哀しみから目覚めるまで そばに居てあげるよ
あなたが敬語を失うとき わたし! ナタデココみたいになってるの、 知らないでしょう 終わらないしりとりを まぶたに 僕は この夕焼けをしまい続けているような気がしてる
あたしの頬を包むその手に 絆されてみたいの