空がわたしの代わりに泣いてくれている。
屋上へと階段を登る。 左手にはトイレットペーパー。 「自分が落ちるのは怖いけど、コイツなら…」って。 ごめんよ。 身代わりにして。 さて、ドアを開けると柔らかな風が僕をなだめる。 「大丈夫。身代わりが落ちるだけだから。」 そう僕は口にして、フェンスに歩み寄る。 「バイバイ。」 トイレットペーパーが風に煽られながら落ちていく。 あーあ、こりゃ生徒指導だなー。
空気みたいな君が好き。 あっ、影が薄いみたいな方の空気じゃなくて。 空気って混合物でしょ? いろんな人のテンションに自分から染まりに行ってる。 それって、ちゃんと自分っていう芯があるからできること。 かっこいい。 でも、どこに染まりに行こうって無意識に考えてるときの君が一番好き。 だって、そのときだけは、 君っていう純物質だけだから。
夏の風は湿気を含み 時としてものにまとわりつく でも風鈴の音は それを引き裂くかのように透き通る 陶器の音かな、ガラスの音かな、 その涼しさは風のように速く広がり その余韻は鈴のように幻想的 その発音は華のように凛として その姿は山のように荘厳で 僕はあの人とこの山の元で 一緒に風の音を聞きたい あなたで包まれていたい
今日も 好きだなぁ って思う。 そうすると 安心 する。 私の中の 好き って気持ち どうか消えないで… 今のこの 好き っていう気持ちが 急に消えちゃうんじゃないかって不安になるから… 永遠に なんてことは叶わないのだろうけど 今確かに 私の中にある この気持ち 好き って気持ち お願い どうか消えないで。
人生って 「死」までのカウントダウンってより 「私」はちゃんと生きているし、生きていくんだよ って証明するなーーーーーーーーっがい時間なのかも
なにか良い言葉はないかな 君にぴったりな素敵な言葉は 書いては捨てて、書いては捨てて… やっとできた、僕の手紙。 君の心に届くといいな。
いくつかの確率で安心できる 壊しておく価値はこわい 罅から楽園を覗く だけでいい※ なにも信じ慣れて居ない 君だけ信じて居たい ※よくもなかったね
車の窓に、雨が降る。 そこにある雨は新しく来た雨に喰われる。 小さいものから順に、少しずつ。 最後にはその雨も、 何かに喰われる。
「ボロボロな自分を優しく抱きしめてほしい」 誰もいないところで嘆くだけよ。 自分の声は届いてるのかわからないけど。