今日も、教室の窓越しに見える近くの森。 授業中ふと見ると、風が笑っているようです。 木の葉っぱや枝と、ふわりふわりと遊びながら、 私に笑いかけてきました。 今日は、トイレの窓越しに見える近くの森。 ふと見ると、今日はかなり下の方で、つまらなそうに、くるりくるりと回っていました。 今日は、廊下の窓から見えた近くの森。 本格的に冬が来て、遊ぶ相手がいないのか、少しだけ、泣いたようにも見えました。
今日があるから明日があるんだ。 明日は明るい日と書くんだよ。 明日はいい日になる。 今日を頑張って乗り越えよう。
手を伸ばせばまだ 夜だから 君が見た夢まではまだ4時間くらいあるじゃない 理屈に理屈を重ねて守るのは誰でもなく自分で 脆い鎧を纏って 荒野を進む 明日はまだ来ない
「ピンポーン」 携帯がしゃべった 休校のせいで誰とも しゃべっていないから嬉しくなった 「誰からだろう?」 急いで携帯を取ると LINEを開いた 「あっ!」 まさかの君からだった 「ねぇ早いけど今年一緒に夏祭り行こう!」 付き合ってないけど 片思いだと思っていたけど もしかして もしかして 「僕のこと好き?」 「両思いだったの?」 こんなこと考えながら 僕はいつもの天井を見上げた 「あーぁ」 「こんな妄想しても現実は変わらないか」 僕はなんだかむなしくなってしまった
ポエムとか書いてるの 私だけじゃないんだなって。 ちょっと安心した 少し涼しい昼下がり
少女は普段より長い前髪、 生ぬるいそれに打たれて。
ある国語の教師が 人生は消費じゃない そんなことを言っていた そんな言葉を思い出すのは 1人の夜 小さな部屋にこもる夜 今もこうして消費している 人生を齧っていく 終わりに向かって歩いている
くうきをぱくぱく おいしいな みずをぱくぱく おぼれてく あなたをぱくぱく こころをぱくぱく むしばむの
好きなものって一つじゃなくてもいいんだ 仕事にしたい好きなもの 趣味にしたい好きなもの たまに目にしたい好きなもの リラックスするための好きなもの ガチでのめり込む好きなもの 私の心を助けてくれる好きなもの 全部「好き」それでいいんだ 一つにしなくていい。 答えだって一つにしないでいいんだ。
許してよ どうして私は生まれてしまったのだろう 誰もが人の子だなんて きっと神様が私たちに教えたただの一つの嘘なのだと 神様が何よりも崇高な存在だと 知らない間に決まっていたように 私もまた 知らないうちに存在してしまったんだ 私は1枚で何百万する絵画のようにはなれないのだから 気づいてよ誰か 私はもう嫌悪のループを自覚しているのに抜け出せない 囚人になってしまった いつか 誰かの 声が 終わりの合図をくれる 信じて 今日もクルクル回る