「起きた?」 「カズにいちゃん…?」 「うん」 「悠斗、この人と遊んでたの?」 「えっ、うん」 ママもいた。ここは、家だ。 「良い人だね」 「えっ」 「これからも遊んでいいよ」 「い、いいの?」 ママは「うん」と言って僕の部屋から出ていった。それに伴いカズにいちゃんと二人きりになった。 「何でここにいるの?」 「説明するからよく聞いて」 カズにいちゃんによると、僕はあの答えを出さぬまま寝てしまった。それで僕の家を探して連れてきてくれた。ママは最初不審がってたけど、すぐに打ち解けたそう。 「と、いうこと」 「ありがとう」 「うん。じゃあ、早速だけど…天国にくる?」 「は?」 「よし、行こうか。ママさんの許しは得ているからね」 そう言って、カズにいちゃんは僕の手を取って窓を開けた。
カーテン引いた真っ暗闇のなか 僕の着る体操服の蛍光塗料だけが淡く光って それはそれは儚げで美しく 僕は蛍になって舞った。
服を濡らした雲が去り、青空に浮かぶ太陽がずぶ濡れの私をあざ笑う。重いままの服を脱ぐこともできずに立ち尽くしている。
あなたが教えてくれたこと 人生は儚い 人間は脆い 人間は美しい 命は尊い あなたは優しい
「私が必ずレスをする」という企画に参加してくださった皆様、ありがとうございました。気づいたら「レス333」が週間人気タグランキングで1位を取っていました。スクショしました。 ご期待に沿えたかは分かりませんが、私なりに精一杯詩を書かせていただきました。お楽しみいただけていれば幸いです。 またいつかふらっと現れるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。 ※レス333はあくまで5/5,23:59までの投稿作品にレスをするものですのでこれ以降の投稿は受け付けません※
僕が捨てた春を 君はすぐさま拾いに行った それを誰かが「幸せ」と呼ぶのなら 大声で笑ってやるよ 白いカーテンが不吉だと誰が言ったんだろう 黒と白が別れに合うと誰が言ったんだろう 悲しかったら涙を流せと 何処のどいつがほざいたんだろう 何だって足りなさすぎるモノなんです 何だって知らなさすぎるモノなんです なのに、なんで 君は僕の枕元に春を置いていったの 僕を置いて そんなに遠くへ行ったの 僕を見てよ、ちゃんと見てよ、 目を合わせてよ、お願いだから 君はなんで夏を罵倒したんだろう きっとこの気が触れそうなくらいの 暑さのせいだろう 泣けないから笑っただけなのに 笑えないから涙を流しただけなのに そんな繰り返し、雨の檻の中 そんなに急いで剥がすから ホラ、血がでちゃったじゃない 泣くくらい痛いんでしょ、違うの? じゃあ、なんで 君はそんなに泣き腫らしているの どうしていつもみたいに嘘で汚さないの 君を見るよ、ちゃんと見るよ、 目を合わせるよ、だから涙を拭いて お願いだから ずっと、いつでも君のことを 見ていたはずなのに 君との距離、約90ミリメートルが なんでこんなにも遠くなったんだろう じゃあ 早くおいでよ まあ、無理せず走ってきてよ 待ち合わせは世界の端っこで 君の中の君がいなくならないように 僕は君のもう片方の心臓になるよ 君がもう片方に乗れるように 君の涙でこのシーソーが 傾かないように
雨の曲をより美しくしてくれる壮大なエッセンス だから、嫌いじゃないかな。
君を今日もひとめ見たくて 私は今日も足を動かすの 君は今日、なにを見たくて 足を動かすの。
ニンゲンは平気で指紋をつける おまけに爪をたててカリカリと 「何でこのテープ剥げないの」 アタシとこのコの愛を知らない 平凡なニンゲンの台詞は飽きた (触れたらもう戻れないわよ) アタシの声が聞こえぬニンゲン アンタも大人な恋をしてみなよ 抱き合えばもう離れられないの
嬉しいなら 優しく甘く 哀しいなら 少ししょっぱい 苦しいなら ほろ苦く 恋しいなら 甘酸っぱい あなたの気持ちは七変化 あなたに合わせて七変化 不思議で楽しいドロップス おひとついかが?