まずはここを超えてみろ。 本当に絶望せざるを得ないのはここから先だぜ。
星さえ見えない夜 隙間から見えた月は 悲しくて泣いてるようだ 街は静かで誰もいなくて 店はシャッターだらけ 街灯は寂しげに僕を照らしてた
布団より足先の冷える、ある夜半。 赤ペンの紙に擦れる音がする。 書いた直線、×印。 こんなものか、 とあざ笑う。 布団より足先の冷える、ある夜半。 怒りは明かりに溶けてゆく。 もう寝なさいと声がする。 指先だけがあたたかい。 布団より足先の冷える、ある夜半。 どこにも私は、いやしない。 私を私と認める君は もうどこにだって、いやしない。
パトラッシュ「無理すんな、ネロ」
こんな私の詩にも 誰かがスタンプを押して 私に自信を注いでくれる。 なんて素晴らしい世界なんだろう。 だからそのお返しに、と 私は今日も 誰かに届く様にって 微かな希望を言の葉にのせる。 届いてるといいな。
私が終わって、 君が終わって、 その先の絶対的な終わりを、 意味もなく恐れている。
近頃は何でもネットで探せ ネットですら溺れている僕に 夢など探せやしないだろう じゃあいっそイヤホンなんか外して 夢に 自分に溺れてみてはどうかな
頭を撫でてくる仕草が まるで子供にするそれだから 特別を期待できなくて 泣きそうなのだけれど やっぱり 堕ちた時のことを思い出して 笑顔にもなれてしまうのが 怖いもので、
大舞台を遠くから見る僕 あの子はキラキラ輝いてる その日限りの夢の世界 あの子は歌う、大きな声を出して 僕も声を出したいよ でも今は出来なくて いつか声を出して一緒に歌えたらな その日を待ってるよ
あの人が見ていてくれたら なんて思いながら書いてしまう ポエム掲示板に 私のポエム。
顔すら知らない君を 誰より思っていること 自分でも馬鹿らしくて、と笑うと 笑わないでよ、と君は言う という幻想
静かな夜。 工場の音。 虫の鳴声。 回送バス。 君の声が、 聞こえた。
どうして、そんなにまっすぐ前を見つめていられるの? 怖くないの? 右が、左が、後ろが、下が。 私は、怖いの。 前だけ見ることなんてできないの。 そんなの簡単だなんて言わないで。
寂しくて ぽつん。ぽつん。 ぽつん。ぽつん。 こころに ぽっかり 穴が 開きました 空きました 何も入らないので 私のこころは空っぽに なりました。 まっさら。
夢を抱き、希望を握りしめて明日を行け。 世は廻る、どこもかしこも、つつがなく。 今日も聞こえる笑いと涙を音をひとつも余さず。 今日はいつか昨日、一昨日、過去、忘却に変わる。 世は廻る、いつも、いつでも、つつがなく。