結構お気に入りなんだ、この仮面。 ほら、ここの自然な作り笑いの口角のラインなんか芸術的でしょ? この息苦しい社会の中を強かに生き抜くための、私の自慢の相棒さ。
自分なりの、自分だけの『普通』。
「大丈夫だから」 そう言って折れていったモノたちを僕は知っている。 それでも、僕は「大丈夫だから」と言い続けるし、「大丈夫だから」を信じ続けるぞ。
綺麗事だけじゃ生きていけないけれど、それを捨ててしまったらそれこそ終わりだと思うので。
あなたに出会えてしまったから。 「友達なんかいらない」なんて、二度と言えない。
ほら、私って無意味なことに無駄に時間とお金を浪費するのが趣味なタイプなので。
後で死ぬほどしんどくなると分かっていても、1日中でも一緒にいたいくらい好きなんだ!
もう動かないタマムシ。 すり潰されたカナブン。 羽根だけになったアブラゼミ。 あとちょっとだけ、出会うのが早かったらなぁ……
「やっべ、寝てた」 「エアコンつけろ死ぬぞ」
たしかに棘は生えてるし、ぶち当てれば簡単に刺さるし、簡単には抜けないけれど、同士と寄り添うときは普通にしまっておくよ? だって、敵にそうするように痛い目に遭ってほしくは無いもの。