ありがとう、あの日の私
今日は音楽祭がありました。
やっぱり緊張してお腹が痛くて、間違えたらどうしよう、とずっと思っていました。
そして、ついに迎えた本番。
間違えないように、心を落ち着かせて鍵盤に触れました。
演奏中は終わってしまわないように、1音1音を噛み締めながら弾いていました。
順調!と思っていたその時。次の音がわからなくなってしまいました。
どうしよう。このまま間違えるのかな。
そう思っていると、去年のあの日の記憶がふと脳裏をよぎりました。
間違えて演奏が止まり、みんなが戸惑って声が小さくなる。
そんなの、絶対に嫌だ。みんなの練習を無駄になんて絶対にしたくない。
そう思って、私はなんとか弾き切ることができました。
自分の壁を超えることは、とても難しかったです。
けれど、音楽祭が終わってから、ずーーっと思います。
楽しかった、と。あのまま演奏が終わらなければいいのにな、なんて思いました。
優勝はできなかったけれど、みんなで最高の演奏ができて本当に良かった。今はそれしか思いません。
ここまで支えてくれた友達、先生、母、そして昨日、私を励ましてくれた生徒の方に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!