月とアネモネ
この楽曲は、私が学校に行けなくなってしまった時に支えとなった楽曲です。
周りからの励ましが同情や偽善に感じられ、無意識のうちに周囲との間に壁を作ってしまっていました。
友達の優しさすら拒んでしまう自分に苛立ちを覚えていた時、「月とアネモネ」という楽曲に出会いました。
この楽曲は、応援してくれるというより、そっと寄り添ってくれるようなスタイルで、私はそのスタイルにとても救われました。
恐れ多いことですが、自分の苦しみを代弁してくれたような感覚さえありました。
「月とアネモネ」は、私が抱える苦しみも、優しいメロディーに乗せればこんなにも美しいものへと昇華できるのだと教えてくれました。そして、いつか自分の苦しみも同じように昇華できるのではないかという希望が持てました。
暗闇の中から抜け出すための大きなヒントとなり、支えとなった楽曲です。
月が綺麗な夜には、今でもこの曲を聴きたくなります。