私は私の命を生きています。
私は私の人生を生きています。
私は一人の人間です。
お国のためには生きません。
お国のためには働きません。
お国のためには産みません。
お国のためには死にません。
だめならどうか追い出して。
(まさか、こんな言葉を吐かざるを得ないなんて)
権力者たちは、私たちに言う。
正義のために人を殺せ、と。
国を守るために人を殺せ、と。
人を守るために人を殺せ、と。
人間は何度でも繰り返す。その戦争という名の悲劇を。
権力者たちは、踏み潰す。か弱き者の反戦の声を。
そして、悲劇が起こり、人は言う。
戦争なんかするんじゃなかった、と。
しかし、記憶は薄れ行く。
不穏な空気が社会を覆う。
そして、また悲劇は繰り返す。
いつしか、人間が歴史に学んで、戦争をしなくなってほしい。
理想論だけど、私はそう願いたい。
空高く、雲を纏いしその姿にキミは笑って手を伸ばす。あんなに大きいんだからいずれ掴むことだってできそうじゃない、なんて突拍子もないことを言う。どっかで忘れてきてしまった感情。ただ単純にそんなことを思い出させてくれたことにびっくり。できないと言っていたって、できるようにはならない。できると信じたからマゼランは航海による世界一周を果たし、できると信じたからライト兄弟は空を飛び、できると信じたからガガーリンは宇宙に行ったんだ。だからキミが掴めそうと言うなら、掴めそうな気がしたんだよ、なんて。
もはや、それは言論ではなく。
それは表現ではなく。
他人を脅かす自由は誰も許されてはいない。
憎悪を捨てて尊厳を持て。
僕らはすでに一緒に生きている。
「仲良くしようぜ」