グラスに入った水が濁っている。
彼はそれを見て中身を捨てた。
自分のメガネがくすんでいることも知らずに。
真っ白なキャンバスに真っ黒なしみ。
彼女はそれを見て放り投げた。
自分の手が汚れていることも知らずに。
気がついた時にはもう遅くて
私は貴方しか見えなくなっていて...
だけど私には好きと伝える勇気がなくて
ただ、ひたすら貴方を見ていることしかできなくて
人から話を聞くだけじゃ、告白なんて簡単に思えたんだ。
でもね、いざ自分の番になると
怖くて怖くてたまらなくなる。
でも、今日こそは勇気を出して
貴方に言うの
「ずっと、貴方が好きでした」って
頑張って伝えるからさ
焦らさないで聞いててね
新しい事が起きると過去の事は次第に忘れたり薄れていく
そのうち変わった事すらに思い出せなくなっていて
それが当たり前になって過去がなかったものになっていく
この掲示板が新しくなっていいねボタン?みたいなのできて気軽に気持ちを伝える事ができるのは素晴らしいと思います。でもその分レスの数が減った気がして何も便利さ、手軽さだけが全てじゃないなって思います。
振り返らないと決めた
なんて 嘘
だれに吐きたかったのだろう
消えてほしかったのかも しれない けれど
愛だの夢だの 嘲笑って
馬鹿にすることが戦士の証だとか
名前も知らない背中から勝手に学んで
きょうも逃げてる
わかってるよ
きらいな自分をきらう奴らが憎いなんて
どの口が 言ったんだ と
指をさされることに慣れたら
ぼくは大人になれるのだろうか
お腹がいっぱいになったから、お布団かぶって眠ろう。
夢の中で君に会えたらいいな。
お空を泳ぐように
遠く遠くへ
浮遊感。
雲を捕まえて、抱き枕にしたい。
そのままふわふわして
寝返りうって、目を開けたら
星空の中で君に会えたらいいな。
あの頃のキズがわたしにとってはよかったの。
あなたを忘れられないのはあなたのせい。
でも、あなたを忘れたくないのはこのわたしの我が侭。
あの頃の距離が今でも分からないの。
それが分からないのは何故かが今少しわかったの。
あなたのせいあなたのせいあなたのせい…
近く感じれば遠く
遠く思えば近いのです。
そんなあなたが大嫌いなはずなのに
それでもまだ忘れられないのは…
あなたのせいわたしの我が侭
スカスカミントで
ハイテンション
ぶかぶかマントで
どこ行こう
かたたん こたたん
銀紙で 包んで捨てたら
忘れてしまいそうな骨折りデイズだ
金木犀の香りがする瞼に忍び込んだすきま風が、なぜか今日はたまらなく痛くて、必死に追い出そうとしても出ていかないから、私は静かに目を閉じた。
その香りに酔いしれられるほど、私はまだ大人にはなりきれなかった。
口際に隠した最後の嘘は、あなたとわたしの最大の汚点。
初めてだった
私の声に振り向いてくれた
名前を呼んだら振り向いてくれた
私に向けて言葉をくれた
私だけに言葉をくれた
私の隣を歩いてくれた
貴方の隣を歩いていた
耳に流れ込む
大好きな声
ずっと遠くで聴いていたその音は
私の隣に私の耳に
こんな奇跡は二度とこないだろう
だからこそ奇跡であり
こんなに愛おしい気持ちになるのだろう
今日は記念すべき日
貴方と話した最初の日。