君からどんどん離れていく
私の涙は氷になり
君の笑い声は太陽に
日があたらなくなった私の心はもうとけない
それでも君を好きだなんてもう
言えない
私はあなたに成り代わることができない
あなたの中で生まれる全て
あなたを取り巻くもの全て
それは私と切り離された処に在る
けれども
私の中に湧き出るあなたへの想いは
紛れもなく私のもの
親愛と心配を 揺らぎなくあなたへ
ご大切にの祈りを 止め処なくあなたへ
『婚前の段 o:@yP3 ハートウォッチ京都』
列車でまた数時間、
着いたのは京都であった。
法帖は京都駅で下車した。
気が向かなかったので法帖は路面電車に乗らずに歩いて行く事にした、時間は沢山ある。
列車に乗っている最中、法帖はあるひとつの事をずっと感じていた。
それは京都独特の雰囲気である。
京都の否応なく発せられる雰囲気は、その地が元々都であった事を伺わせる。
何を隠そうここは50年前迄は「千年の都」だったのだから。
そのような事を考えながら暫く法帖は八坂神社の石段に座り込んでいた。
法帖はふと自分を見る視線に気がついた。
視線の先に目をやると見た目齢7歳程度の少女がこちらを見ている。
法帖は話しかけてみる事にした。
「お嬢さん。どうしたんだい?迷子かい?」
すると少女は少しだけ眉間に皺を寄せてこう言った。
「いきなりなんだい人間の小僧。吾は貴様の心の中身が面白くて見ていただけぞよ。」
傍から見ればただの頭がおかしい小娘である。
しかし法帖の耳には驚くほどすんなりとこの言葉が受け入れられた。
「そうかい、じゃあ君は何者なんだい?」
すると少女は答えた。
「気に入った。
吾は覚(さとり)。妖怪だ。飛騨から参った。」
To be continued #24 ↙
『婚前の段 o:@yP4 ハイカラ少女と古風な婚約者』
P.S.こんばんは、以下略のKey-towerです。
実は、はじめにファヴァー魔法図書館の構想を建てた時に、はじめに出来たのがこんな感じの話でした。
てか知識ちゃんの設定がはじめこんな感じだったんだよな。
そう言う事を考えると、この話が一番書かれる事を望んでいたんだと思います。
「私は秋が一番好きかな。」
だって
ピンクの花をつけたきれいな木より
青い葉をつけた元気な木より
白い雪を着た美しい木より
地味で枯れかけた弱々しい木が一番自分に似てるから
心のどこかであんなに優しい色に染まれたらなぁって思ってるから
「なんとなくだけどね。」
昨日はひたすら泣いた
何かがあったわけじゃない
勉強もできない スポーツもできない 家事もできない 性格も良くない 顔も良くない すごく仲がいい人なんて思いつかない 家にもいたくない 学校にもいたくない・・・
ぐるぐるぐるぐる考えて悲しくて泣いた。
私に価値なんてあるのかな
私の声なんて誰も聞いてない
聞こえてない
どんなに叫んだって
どんなにもがいたって
伝わらない。
変わりたい
変われない
傷だらけでひび割れた私の心に
忘れていた温かい熱を
貴方はつけた
傍に居られなくていい
ただ
貴方が笑っていられるように
貴方の夢が叶うように
私のすべての熱で
貴方を包む
11月の
連休は
あけといて って
これほどの希望があるものかなぁ(詠嘆)
言葉にならない思いを、どう吐き出せばいいんだい。
誰の言葉も受け付けないのに、誰が私の言葉を聴くんだい。
死にたくなくても、生きていられる自信がない。全てが止まってしまうんだ。
何もかもが見えなくて、誰の言葉も届かない。
そういう世界に、私は今、落ちています。
ごめんなさい、みなさん。
さようなら、みなさん。
私は消えたい気分です。
(気分だけ、ね。)